126社落ち就活生のブログ

14卒の就活生が経験したこと。反面教師にでもしてください。文具業界やオフィス家具業界を中心に就活しましたが、大学職員に落ち着きました。

就活生の皆様へ : 126社落ちの元就活生より

お久しぶりです。最後の更新が2月とはなんとも情けないものです。いかがお過ごしでしょうか。

 

突然で申し訳ないのですが、この記事をもって最終更新とし、何日か後にブログ自体を消させていただきます。

 

いままで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。とにかく失敗続きだった自分の就活の体験が、ほんの少しでもお役に立てたのならば、こんなうれしいことはありません。あまり役に立たないだろうと思いつつ書いていたブログが、思いのほかたくさんの方に読んでいただき、メッセージなどもいただけました。それだけでも自分はよい経験ができたのだなと再確認することができました。

 

ブログをやめる理由としては、自分の仕事も2年目となり熱が入ってきたこと。就活解禁が12月から4月になり知識がついていかなくなったこと。自分の経験談はおおかた書き尽くしたことなどが挙げられます。

ブログは残しておいてもよいかとも思いましたが、学生時代から続けているこのブログを消すことで、自分の中で社会人としてケジメをつけたいと考えたためです。ご了承ください。

 

 

 

 

 

最後に少しだけ、書きたかったことを書かせていただきます。

 

学生と社会人の違いとはなにか

これは就活で誰もが一度は問われる質問です。僕は就活中に納得がいく答えを見つけられず、働き出しても考えていました。大学職員として学生の近くにいる以上、考えざるを得ないことでもありました。

結局、2年目になった今現在の僕でもこの質問の答えは明確ではありません。ただ少しだけ思うことは、「時間の捉え方」が異なるのでは、ということです。

 

学生の時の「時間」は、ほぼ一日が自分の所有物です。どの時間に起き、大学へ行き、食事をし、バイトをするか。それは自分が決めることです。自分の能力や体力を考慮し時間を配分する。それが可能なのが学生です。

でも社会人は違います。始業時間と就業時間が決められ、その間は制服(スーツ)を着て働く。昼食の時間も決まっていて、その時間内で物事を済まさねばならない。自分の時間は会社の所有物になります。会議の時間や締切に合わせて体調管理をする必要があります。

つまり学生の頃は「自分→時間」であったのが、社会人は「時間→自分」になります。時間のほうが優位になり、それに縛られることになる。この立場の逆転こそが学生と社会人の違いではないか、と考えるようになりました。

 

 

朝、自分の時間を会社に預け、夜に返してもらう。次に時間を会社に預けるまで、それは変幻自在な道具になります。遊び道具にもなれば勉強道具にもなる。食糧にも布団にもなる。学生の時は空気の様にぼんやりとしか捉えられなかった時間が、明確に道具として認識できるようになる。この意識の変化が、「学生と社会人の違い」だと今のところ考えるわけです。

 

 

 

僕はこの質問をGDでやるたびにうんざりしていました。でもようやく自分の中で納得できたような気がします。2年遅かったですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の最後に。

僕は相変わらず大学職員を続けています。大学っていうのは面白い場所で、教育機関でもあれば研究機関でもあり、株式会社でもあるようないろんな顔を持った存在です。学生の皆さんは「大学と言えば教育機関」と真っ先に考えると思います。それは当然正しいのですが、実はいろんな人を相手にいろんなことをやってたりします。それこそ把握しきれないくらいに。大変ですが社会的な役割を考えると、なんだかすごいことやってるんだなーと思える仕事だったりします。

でもくれぐれも「事務室のオバチャンはいつも態度悪いし暇そう。あんな人でも出来るんだから大学職員はラクな仕事」とは思わないでください。そう考えちゃうと、それこそ表面でしか大学を見られなくなります。もっと人目に付かない大学の仕事を探ることで、大学職員という仕事に理解が深まるのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

およそ3年続けた126社落ち就活生のブログは以上となります。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。読者様の就活・就職の成功を心より願っております。

 

京葉太