126社落ち就活生のブログ

14卒の就活生が経験したこと。反面教師にでもしてください。文具業界やオフィス家具業界を中心に就活しましたが、大学職員に落ち着きました。

「どんなに小さな会社でもいいからこの業界で働きたい」と考える就活生へ ~オフィス家具・事務器業界編~

「どんなに小さな会社でもいいからこの業界で働きたい」と考える就活生へ ~文具業界編~

 

文具業界に次いで、今回は私が頻繁に選考を受けたオフィス家具業界についてのちょっとした話です。

 

僕はオフィス家具業界というものを、文具業界と非常に近いものであると考えていました。どちらも机上で使用するものですし、日常的に仕事で使うものです。実際、コクヨやPLUSといった文具と家具を両方生産する企業も存在します。

 

そのため文具業界志望の学生は自然とオフィス家具業界にも目が向くこともあると思います。僕もそうでした。毎日のように使われ、その人の生活の一部分として役割をなせるモノを生み出したいという志望動機は、オフィス家具にも当てはまるものです。

 

文具業界について述べたのと同じように、オフィス家具業界にも数多くの企業があります。例えば・・・

 

コクヨ・PLUS・岡村製作所・コトブキ・イトーキ・くろがね工作所ナイキ

 

ぱっと思いつくだけでもこれだけあります。コクヨ岡村製作所は有名ですが、コトブキやくろがね工作所はこの業界に興味が無い人にとっては全く聞いたこともない企業だろうと思います。

ナイキは某シューズメーカーではありません。漢字で書くと「内記」で、シューズメーカーとは一切無関係なオフィス家具メーカーです(http://www.naiki.co.jp/))

 

 

結局、探せば探すほど企業は出てくる。どうしても快適なイスを生み出したかったら、とにかく探して受けまくればいいわけです。「自分とマッチした会社を選べ」といろんな方面から言われますが、とりあえず説明会に行ってみなければどんな会社はわからないわけで、ホームページとにらめっこしていても企業のことなんて分かりません。いや、分からなかったです。

 

 

数多くのオフィス家具メーカーを受けた中での率直な感想は、「製品の違いなんてもう聞きたくない」です。もうイスに対するこだわりなんて飽き飽きです。

 

企業研究をする際、やはり大切なのは「同業他社との違い」だと思います。同じようなモノを作ってるあの会社ではなく、なぜこの会社を受けたのか。これを明確にしなければ面接を進んでも苦しくなっていく気がします。

 

会社ごとの色を見つけられれば、それは志望動機にも自己PRにも派生させることが出来るネタになります。

 

でも会社ごとの色を見つけるのは容易ではない。「あの会社は赤でこの会社は青」くらい明確ならいいです。でも僕の印象では「イトーキが赤なら岡村製作所は茶褐色」です。それくらい「似たような色」のなかで、この会社にしかない色を探すなんて無茶もいいところでした。

 

同じようなモノを作り売っている企業なんですから当然といえば当然です。違いなんてよくわからない。でも明確にしなきゃ不安で面接も受けられない。

 

だからどうしても製品の特徴に目が行ってしまう。

 

会社のこだわりや理念が反映されているオフィス家具なら、容易に会社別の色が分かります。

でも、それでは就職のネタにならない。企業はオフィス家具評論家が欲しいのでは無く、自身の企業について理解している人がほしい。そんなの就活生にだって分かります。

 

でも企業の色が分からない。皆同じようなワークスタイルで、理念だって大体同じようなことを言ってる。むしろこっちがt違いを聞きたいくらいだ。

 

 

面接の場で製品の特徴を説明したって、「ふーん詳しいんだね。で、ウチの会社については?」と聞かれることは予想できます。同業他社同士の違いなんて言葉の綾レベルでの詮索合戦です。物は言いよう、ニュアンスの変化で同じことを言い続けるしかないなと、僕は結論を出しました。

 

 

メーカーを受けると、この悩みにぶつかる人もいるかと思います。解決策としては語彙力を身につけて同じことを言葉を変えて繰り返す。これがいい解決策だという考えに僕は辿り着きました。オフィス家具業界を受ける方々も、説明会ではイスの機能についてのメモより、社員の働きざまについてメモをとりましょう。